船釣りを始めたのはちょうど一年前。浦安・吉野屋のカワハギ船であった。「なんでまたそんなマニアックな釣りから…」と自分でも思うが、へた釣りの周りにいる釣りの師匠たちはほぼ全員、マニアックな人たちなのでそんな釣りにしか連れて行ってくれないのだ。
船に乗ると納竿後に、船長さんに「今日は何匹釣れました?」と聞かれる。その数で釣果報告をサイトなどにアップするのだが……何匹魚を釣ったのか覚えていないことが多い。「たぶん…××匹」といい加減に応えるしかないのである。その数があまりに船長さんの認識している数と食い違うときは、「もう一度数えてみて」と言われることすらある。
恋も二度目なら少しは上手になったり器用になったりするものらしい。マゴチ釣りも四度目なら少しは上手になったり器用になったりしたいわけで……2010年ハゼマゴチ釣りで気付いた大事だと思うことをメモしておく。
西表島遠征で疲れているし、潮も悪いしで、さすがに今週末は釣行お休みの予定だったのだが、中金・増尾船長のブログに「今週も羽田沖でマゴチのツ抜け(中略)頑張りましょう」という記事が……マゴチのツ抜けが目標と宣言していたへた釣りとしては見事に煽られたわけで……。
西表島まで来て釣れない釣りはもうイヤだ! ってなわけで初日にもお世話になった島道楽で今度はリーフゲーム。ライトタックルで南の島のカラフルなお魚に遊んでもらって、ついでにシュノーケリングをしてリーフを泳ぐ魚の様子を見て楽しもうというプラン。家族4人で西表の自然を満喫。
釣行2日目。女子供は島内観光に行ってもらって、GT&カンパチ釣りで南の島まで遠征してよかった~~~♪という大物釣りをするためにマリンボックスのGT&ジギング船に乗り込んだのだが、あいにくの悪天候。波が高くて予定のポイントには到達できず。振れども振れども反応なし。
西表島に到着し30分後にはボートに乗り込み釣り竿を振っていた。初日のターゲットはナンヨウチヌ。島道楽の自然を愛するお兄さんに案内されて、フラットボートでマングローブ茂る川を遡っていく。ホッパーを投げるとトップでチヌがバシャ!となるはずだったんだけど……。
「デッカい魚を釣りたいぞぉぉぉ!」と、北海道にアキアジを釣りに、東京湾にはマゴチ釣りにと無謀なる挑戦を続けているへた釣りであるが、無謀の極みともいえるのが来週に控えた西表島遠征。狙いは当然! GT、カンパチ、マグロ、巨大ハタ。日本に残された最後の楽園で観光なんてそっちのけ、3泊4日釣り三昧!
マゴチが6匹! 自己最高の釣果なのにトホホってどういうことかというと、竿頭は17匹、船中7人で84匹とマゴチなのに入れ食い。一人置いてけぼりな感じで気は焦れど、焦れば焦るほど早合わせになり、やっとかけてもバラシ多数で泣きたい気分。