釣れるときは何も考えなくても釣れるのがアジ。でも、喰い渋ると引き出しの多さで釣果に明確に差がつくのもアジ。釣れたら\(★^ω^★)/やたぁ~。釣れなかったら(´・ω・`)ショボーンを繰り返すだけでは上達しない。へた釣りが抱えている船からのアジ釣りに関する悩みを書き留めておく。
一度でいいから束釣りしてみたいという夢を見ているのだが……70匹を超えた経験はない。50センチ近い大物を釣りたいんだけど……42センチが自己記録。とにかくマジメにコマセを切らさず撒き続ける。これだけは必ず守っているのだが、うまくいくときもあれば、全くの徒労に終わることもある。アジの場合、うまくいったときよりもダメだったときの方が学べることが多くあるような気がする。船中ほぼ惨敗状態でも、しっかりオカズ以上のアジを釣っている人がいるわけで、そういう人に少しでも近づきたい。
アジって青物の一種なわけで、その生態上から居食いはしないものだと思っていたんだけど……ひょっとしたら、アジって餌を咥えたままホバリングできるんじゃない?と疑っていたりする。活性が低く、潮がゆるいときほどアジはホバリングできる疑惑を強く感じるのだが気のせいだろうか? 以前、伊東の道の駅から出ている海中が見える遊覧船に乗ったとき、堤防の際でネンブツダイに混じってアジが宙層で制止している姿を見たことがあるので……餌を咥えても反転しないで魚信を出さないという状況はあるような気がする。
アジのタナは海底から2~2.5メートルと指示されることが多い。2メートルならビシを底から1メートル切ってコマセを一振り、1メートル巻き上げてもう一振り。2.5メートルなら最初のコマセの振る位置を底から1.5メートルにしていたのだが、「根掛かりの危険性が低いポイントでは海底からコマセを撒いた方が有利ですよ」と教わった。以来、ビシの着底した手ごたえが砂地や砂泥地だった場合、10センチだけ底を切ってコマセを振って、タナより下に撒くコマセの量を増やしている。カサゴやイチモチ、イトヒキハゼがよく釣れるようになったが、アジの釣果が目覚ましく伸びたという気はしない。
船からのアジ釣りは共同作業。みんなでコマセを撒いて、船の下にいるアジの活性を上げ、食いが立った状態で足止めする…はずなのだが、暑い時期は特にコマセを撒く気のない人が多い。潮の流れていく方向によっては、一生懸命撒いたコマセが、ボゥ~~っと竿を持ってる人にアジを釣らせるだけになることも。人間できてないので、さすがにこれはムカつくw 自分のコマセだけで勝負できる釣り方があるらしいのだが、よく分からない。30センチ刻みで少しずつコマセが出るウィリーのようにシャクってみたらどうだろうか?
アジがコマセに狂っているという状況でないとき、鋭く小さくシャクってアジのリアクションバイトを誘うという釣り方がうまくいくときがある。ほかの人よりいいペースで釣れて気持ちいいのだが、その一方で釣れるアジのサイズが小さいことが多い。そんなとき置き竿で放置している人の竿に良型(少なくともへた釣りの釣ったサイズより大きな)アジが釣れるのを何度か目撃している。置き竿の方が大型アジが釣れる傾向は、走水の大アジ狙いの船は「動かすな」が基本らしいので、明らかにあるような気がしている。
「アジ釣りはアオイソメの頭の部分を使う」と教わってから、いろんな餌の付け方を試しているのだが、これなら手返し万全という装餌法が見つかっていない。ちょん掛けではなく通し刺しの方が餌持ちがよい。2センチほどに頭の部分を切って、胴から通して針先を頭の硬い部分に抜くのが今のところ一番、アジが釣れても餌を交換する頻度が少なくて済むような気がしているのだが……一度、アジ釣りが上手な人の餌の付け方を見せてもらおうと思っている。
著者: へた釣り