へた釣りは体型がイレギュラーな人のため、防寒対策は早めにしておかないと、サイズがないっ!!ってことになる。ほんの2カ月前に暑さで釣りを挫折しないために熱中症対策グッズを補強しようと書いてたのに、カワハギが盛期になると防寒グッズを見繕っておかないと船上で凍死する。
健康診断が大嫌いだ。体重の欄が「D」判定。Dって何じゃいと想っていると「要入院」と書かれている。太り過ぎで要入院!? 健康診断なんてやらなきゃよかったと後悔する。要入院の体型だが、実生活ではさほど不便を感じない。不便を感じるのは、唯一、釣り用のウェアを買うときくらいだ。釣りのウェアは秋に発売されて、年明けくらいからセールで安売りが始まるのだが……セールになった時点では要入院の体に合うサイズは売り切れになっていることが多い。そもそも2Lまでは値段据え置きなのに、要入院用の3Lから値段が高くするのも気に入らないんだけどね。
まず、絶対に買わなくてはいけないのが「クロロプレン・フィンガー3カットグローブ」。毎年この時期に買って、1年でボロボロになる。甲部がストレッチ性の高い断熱保温素材タイタニューム・アルファになっており、釣りの一連の動作の邪魔にならず、しかも温かいという点ではこれが一番ではないかと思う。今年からデザインが少し変わったみたいだが、機能的には変わっていないと思われる。今年買えばこのグローブは3代目になる。本当に気に入っているのだ。
指先と並んで寒い時期に辛いのが足先だ。特に船上では、足元が常時濡れているわけで、長靴の底から伝わってくる冷たさは、やがて足先を痺れさせてくれる。「発熱素材ブレスハイパー+℃と特殊裏起毛の採用により、驚きの保温性を実現した超極厚ソックス。長時間の着用も気にならない柔らかなフィット感」と煽られると「ブレスハイパー+℃バルキーロングソックス(超極厚タイプ)(先丸)」が気になって仕方がない。昨年は足裏カイロを使っていたのだが、通気性の悪い長靴の中でカイロが有効な時間は短いのではないか?と疑念があった。
アウターはゴアテックスパフォーマンスシェル・コンビネーションレインスーツで上下を今年の頭に買ったばかり。保温性の高いラッシュガードを中に着込めば、動きにくいほど着膨れしなくても2月の船上で寒いとは思わなかった。ただし、耳だけ寒かったというより痛かったという記憶がある。でも、フワフワの耳あてはどう考えても要入院で熊体型のへた釣りには似つかわしくないし、偏光グラスをかけるのに邪魔になりそうなので、「フリース素材 あったか耳あて」を買おうかなぁ~っと。
著者: へた釣り