何かの拍子に91匹もイサキを釣っちゃったもんだから、「そんなに釣って食べきれるの?」「ちゃんと供養(完食)してくださいな」と、いろんな人に普段とは違う心配をしていただく。大丈夫♪ 持ち帰った魚を余らせたことはない。剣崎沖のウリンボサイズのイサキは干物&フライで絶品♪
この原稿を書こうと思い立ったのは、イサキ91匹釣ったどぉお!釣行で、イサキ初体験の横の人に、「このサイズのイサキって、どうやって食べるんですか?」と聞かれたから。25センチ以上のイサキなら、お刺身、塩焼きなどで食べることが多い。あまり市場で見ることがない15センチ~20センチのウリンボをどうやって食おうか?と悩む気持ちはよく分かる。へた釣りも最初に剣崎沖でイサキという名のウリンボを釣ったときどうやって食べようかと悩んだ。
剣崎沖のウリンボは脂の乗りが絶品だ。利島沖、初島沖で本来もっと脂が乗っているはずのサイズのイサキを釣ったが、脂の乗りだけでいえば、剣崎沖>初島沖>>>>利島沖だと感じる。脂が乗っている魚の調理法で、しかも保存が効くとなると、なんといっても干物。イサキの干物なんて贅沢な食い方、釣り人の特権っぽくて、朝食の膳に並ぶとそれだけでうれしくなる。1尾じゃ物足りないので、毎朝2尾ずつ。これだけで家族4人分×6日で48匹くらいぺロリといける。アジよりも癖のない白身の魚なので、塩加減をやや薄めにすると、イサキの身の旨味を楽しむことができる。醤油や大根おろしはいらない。
干物にするのにはちょっと小さすぎるというウリンボは、フライにして食べる。油で揚げるんだから、魚の脂の乗りなんて関係なくなると考えるのは早計だ。魚に脂が乗ってないとフライの身はパサパサになってしまう(剣崎沖のアジのフライは最悪!! 生の方がいくらか美味しい)。程よく脂の乗った剣崎沖のウリンボはサイズ的にもフライにするのにぴったりだ。東京湾金アジと双璧をなすフライにして絶品魚が剣崎沖のイサキだと考えているのだが、どうだろう? フライなら冷凍保存もできるので、束釣りしても安心♪
著者: へた釣り