今年こそはいいスタートを切ろうと、時化を避けて4日まで釣行を我慢し、釣り物を本命が2つあるリレー船にする。2016年の初釣りは羽田・かみやからタチアマリレー。本命をどちらか手にすれば御の字とハードルを下げまくっていたが、紅(アマ)白(タチ)そろっておめでたい釣果になった。
お正月のお休みは本日まで。ここで初釣りに行っておかないと今週末まで釣行は不可能になってしまう。かみやのタチアマリレーならアマダイとの蜜月という1月のテーマ通りだし、アマダイよりは釣れる可能性が高いタチウオで本命ボウズの回避も狙えそうだしと、今年の釣運を占う初釣りにはぴったり。前日まで予約5人と空いていたので割り当ても多そうと期待していたが、前日にタチウオが爆発した。本日の受付番号15番。しゃちょう船はほぼ満席で少し詰めてもらって右舷の舳から3番目に入れてもらう。タチウオのポイントは久里浜の150メートルと聞いていたので、オマツリ&ラインブレイクの予感に戦々恐々。
久里浜沖には大船団ができていた。ポツリポツリとではあるがタチウオを取り込んでいるのも見える。活性はよさそう。大人しく船団の外周に合流するのかと思ってたが、2016年のしゃちょう船長は一味違う。船の間を縫うようにして船団に割り込む。指示ダナは「水深120メートルで底から110メートルから90メートルまで」。昨日よりいくらか浅くなっているようだ。馬鹿の一つ覚えで50センチ幅ステイ1秒のウィリーシャクリで釣り開始。すぐに魚信がある…が針掛かりしない。誘い上げ続けて、竿先がゴンッと入るのを待つが上手くいかない。魚信があったらステイを少し長めに取ると、ゴンッと引き込むようになる。釣り始めて9分で1匹目。幸先よし。その後も魚信は出続ける。針掛かり率は相変わらず低いけど……釣り開始20分で4匹なら好調だ。
恐れていたラインブレイクは船のあちらこちらで起きていた。へた釣りは運よく巻き込まれずにいたのだが、とうとう隣の人が取り込んだタチウオの歯にスパッとやられて90メートル近いラインを一気に失う。でも、大丈夫。ちゃんと換えの糸を持ってきていた。初めての船上でのライン巻きに挑戦。備えあれば憂いなしである。タチウオ釣りは10時半まで。その間、魚信は途切れることなく、針掛かりできなかったり、巻き上げ中のバラシもあったが、終わってみれば11匹。久しぶりに銀色の絨毯を作ることができた。サイズも指3本以上4本までとドラゴンはいないながらもまずまずで大満足♪
アマダイのポイントは久里浜から20分ほど走った富浦沖で11時に釣り開始。昨年の釣り納め(またフラれちゃった釣行)でドン・サイ~キが52センチのデカアマダイを釣った周辺だと思われる。水深もそのときと同じ100メートル前後。50センチは欲張りすぎだが40センチ級のアマダイはと期待して小突いて小突いてフワッと誘ってを繰り返す。トラギスやカナドからの魚信は頻繁にあり、退屈しないのだが、肝心のアマダイは……艫の方で大歓声。50センチのデカアマダイがタモに入る。へた釣りの竿にもようやくアマダイらしい手応えがあるが、重量感が足りねぇ~~~。31センチ。50センチを見たあとだとサイズに少々不満は残るものの、初釣りの目標であった本命ボウズは2魚種とも回避できた。
その後も船中、50センチ弱のアマダイが何匹が釣れ、盛り上がるのだが良型が釣れるのは艫寄りばかりで舳寄りは蚊帳の外。艫が潮先だったみたい。といっても空いている席に座るしかないへた釣りには潮先なんて関係ないわけだが……。その後しばらくゲストを含めて魚信がない我慢の時間帯があり、沖上がりが近付いた14時20分にやっと二度目のアマダイらしい魚信が出る。慎重にアワセると1匹目より引きが強くサイズアップの予感。デカアマダイには遠い35センチ。アマダイからの愛を取り戻すには至らなかったが、半日で2匹も釣れたんだから十分な釣果だよね。というわけで、初釣り2016は吉!
著者: へた釣り