煮付けてウマい!!ウマい!!ウマい!! 煮付けてウマい!!ウマい!!ウマい!! 釣られておくれ僕にも♪ 先週の日曜、日付が変わる少し前に深場の勇者様から「キンメ要ります?」というメッセージ。もちろんいただきます♪と返事。良型を2匹届けてもらった。煮付けて食べると最強の魚だと再認識。
勇者様が新島のキンメ釣りに行ったのはFacebookの投稿で知っていた。型のいいのを釣っている写真も見ていたが、まさかそのうちの2匹がへた釣り家にやってくるなんて想像もしていなかった。かみやメバカサ大会で船別2位だった日。家で祝杯をあげていると「キンメ要ります?」というメッセージが届く。着払いで送ってもらえるのかな?と思っていたら最寄り駅まで届けてくださるという。お言葉に甘えまくって夜中にクーラーを引っ張って出動。立派なサイズのキンメダイを2匹いただいた。伊豆で食べたことがあるが、料理屋でこのサイズの煮付けを頼むと……5000円近くする。
キンメダイといえば煮付けである。伊豆に旅行したときに熱海駅前の囲炉茶屋という料理屋で初めて食べたキンメダイの煮付けのあまりの美味しさに言葉を失い、黙々と箸を動かし続けた。そのときからキンメダイは煮付けで最強の魚と刷り込まれている。いただいたうちの一尾はやはり煮付けで。少し濃いめの味付けがキンメには合う。糖質オフのことは忘れて普通の砂糖とみりんで味付け。ゴボウを一緒に煮て、仕上げに白髪ネギを散らして完成!! 美味いのなんのって、一口食べたその瞬間に頭の中で季節外れもいいところのあわてんぼうのサンタクロースの替え唄が鳴り響いたのであるから、軽く気が狂うレベルで美味いってことだ。
肉厚の白身はほっくりと煮上がり、ほどよい脂の乗りを楽しめる。骨からの身離れがよいというのも煮付けで食べる魚で大事なこと。頭の中の身の蕩けるような身質の部分、目玉の周りのゼラチンとろ~り、胸鰭の付け根にある筋肉質な身まで鰭以外は残らず胃袋の中へ。ゴボウにもキンメの出汁がしっかり浸みているし、白髪ネギは煮汁を絡めてご飯に乗せて食べたら最高である。ただし、糖質オフ道楽中の身なのでご飯は我慢。これらをツマミに金峰 櫻井という焼酎を1杯いただいた。
残る1尾は炙り刺し、しゃぶしゃぶで食べた。いずれも美味しくはあったが、数週間前に同じ食べ方でアコウダイを食べたのでどうしても食べ比べてしまう。キンメダイの方が脂の乗りが上品で物足りないかなぁというのが正直な感想。中骨などのアラで取った出汁の旨味もアコウダイの方がパンチ力があった。キンメダイは少し味を足して煮付けてウマい!!ウマい!!ウマい!!ってのが結論かなぁ。自分でたくさん釣って1週間くらい毎晩キンメの煮付けが続くと幸せだろうなぁ~~~っと食いしん坊は身の程知らずな大漁を夢見る。
著者: へた釣り