刺し盛りチャレンジはこれまでにも何度か挑戦している。300円均一の安居酒屋のような結果に終わることもあれば、一人前980円くらいいけるかもという日も。今回の結果は…これってもう居酒屋ってレベルじゃないんとちゃうのん!! 大皿に6種類のお刺身。高知の皿鉢料理っぽくて至福♪
中央にはへた釣り家のお刺身の不動のセンターポジションともいえるカイワリ。小さくても脂が乗る魚だが25センチを超えた物のお刺身は絶品。シマアジに似るが、シマアジよりも脂の旨みがクリアで、カイワリを超えるお刺身の存在を知らない。
1時の位置にはイナダ。関東でイナダというと脂の乗りが足りない魚と言われるが、関西ではハマチなわけで、寿司や刺身で人気の魚だ。ワラサに比べると確かに脂の乗りは落ちるが、お刺身で食べるならハマチくらいの脂の乗りが適正だと思う。お刺身以外だとどうやって食べようかなぁ~。
3時の位置はウルメイワシ。皮を軽く炙ってレモンの絞り汁を少し振りかけて焼き霜造りに。足の速い魚なので大量に持ち帰ると持て余してしまうが20センチくらいのが釣れたら1匹、2匹は持ち帰りたい。目刺しで美味しいということは小さいうちから脂が乗っているわけで大きくなればさらに美味しくなる。
6時の位置はメバル。メバルといえば煮付けで食べるのが定番だが、1日、2日寝かせると身に上品な旨みが出てきてお刺身でも美味しくなる。コリコリとした食感が好きなら釣った翌日に。しっとりした食感が好きなら2日以上寝かしてから食べる。
8時の位置は金アジ。日本中にブランドアジはたくさんあるが、最も高値がつく某ブランドアジですら、釣りたての東京湾金アジに比べれば霞んでしまう。20センチくらいとやや小ぶりだったため、脂の乗りが最高とは言えなかったがそれでも十分においしい。
10時の位置にはチダイ。釣った翌日に刺身にしたため少し寝かせたりなかった。チダイの旬は夏から秋。マダイの代用品というイメージがあり釣りではずいぶんと格下のような扱いになっているが、水温の高い時期なら味に関しては遜色ないと思っている。いい出汁が取れるので鍋にも最高。
著者: へた釣り